A 012 : ズバリ!大切なのは大人が「早くして」と子どもに焦らない寛容の心です。

 

子どものより良い将来を育むためにも

この原稿を作成した筆者は、子どもの頃、右利きの人からギターやラケット類のスポーツを教わりました。ギターについては、教わった初日に利き手である左手で4つのコードを押さえることができたものの、ピックを持って6本の弦をうまくストロークできるまで、かなり時間を要してしまいました。その後も速弾きでは左手のフィンガリングではなく、右手のピッキングで苦戦したため、今を思えば、早い段階で左利き用のギターを入手すれば良かったと後悔しています。
ラケット類についても一定レベルまでは達すれど、他のスポーツと比べてレベルアップできませんでした。子どもの才能はどんな形で開花するかわかりませんので、できる限り、周囲の大人は子どもの利き手に注意しつつ、適切な指導を心がけていただければ幸いです。
 

※イラストはイメージです。

 

右利きの大人が陥りがちなこと

 

良かれと思い左利きの子どもの背後からスキンシップを加え教えようとすると、つい大人の都合を優先して右利きの手順で教え込んでしまいがち。

 

左利きの子どもと一緒に取り組む解決策

 

1.左利きの子どもと鏡像になるべく右利きの大人が面と向かい我慢強くゆっくりとお手本を示す。

右利きの大人が左利きの子どもの背後に回って教えようとすると、自分とは逆の利き手なので大人の方が困惑してしまいます。慌てず時間をかけて「見よう見まね」をしてもらうよう心がけましょう。
 

2.左利き用の教本やデジタル教材を見つけて与える(見せる)。

今後も当サイトでも続々と紹介していきますが、以下にあります家庭科のお裁縫や書道のウェブサイトやYouTubeは大変わかりやすい内容です。
 



[左利き向けに配慮された教材サイト/YouTube]
 
♢武庫川女子大学 家庭科教材」掲載/左利き用動画♢
https://www.mukogawa-u.ac.jp/~kateika/index.html 
 
YouTubeチャンネル「無我書道」掲載/左利き用動画♢
https://www.youtube.com/c/mugashodo39/featured 
 


 
※このページにつきましては、今後もどんどんと内容を充実させてまいります。お読みいただいた皆様方からのご意見やアドバイスも取り入れますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 

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日本左利き協会の理念