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大阪府府民文化部人権室発行の冊子「みえない力 つくりかえる構造」で「左利きの国?!という学習プログラムがありますのでご紹介します。

※イラストはイメージです。

 

学習プログラム「4つのねらい」

 

1.マイノリティ(少数者)の困難を、
  個人の問題としてとらえるのではなく、社会の構造としてとらえる。

2.多数派にとっては、あまり意識しないような社会のあり方が、
  マイノリティの困難につながっていることを知る。
 
3.いまの社会が誰にとって生きやすい/生きにくいのかを考える。

4.社会を変えられるものとしてとらえ、
  よりよい変化のための主体となることをめざす。

 

「左利きの国?!」が掲載されている『みえない力 つくりかえる構造』(人権学習シリーズ Vol.7)

 
「学校の授業や生涯学習の集まり等で、左利きだけでなく右利きと一緒に利き手をテーマにしたグループ学習やワークショップをしてみたい」
 
「マイノリティ(少数派)を考えるにあたって、多数派である右利きの人への意識改革をするためのきっかけづくりをしたい」
 
そんな思いをお持ちの方に、おすすめの資料があります。また、この資料は以下にご紹介する大阪府のウェブサイトからダウンロードも可能です。
 

https://www.pref.osaka.lg.jp/jinken/work/kyozai7_index.html
↑「左利きの国?!」部分のみもダウンロードが可能です↑

 
グループ学習用のワークシートとして「25ます計算」が用意されており、筆記のさい左利きが悩まされがちな「書くほうの手で書いた文字や数字が隠れる」という問題を、右利きにも身をもって体験していただけます。
 
「左利きと右利き優位社会」について考える過程で、様々なマイノリティ(少数派)についても目を向けるきっかけづくりができる学習プログラム。
 
利き手をめぐる『左利きと右利きの相互理解』を深めてはぐくむ共感力と人間愛
 
という日本左利き協会が掲げる理念を育むうえでも、意義のある資料と位置づけます。
 
誰もが気軽にダウンロードして読んだり見たりすることができますので、一度目をとおしてみてください。
 



[参考(当該)文献について]
「人権学習シリーズ Vol.7 みえない力 つくりかえる構造」
・編集♢財団法人大阪府人権協会
・発行♢大阪府府民文化部人権室
・2011年3月発行
 
♢ウェブサイト♢(当該冊子をPDFファイルでダウンロードできます)
https://www.pref.osaka.lg.jp/jinken/work/kyozai7_index.html
 


 
 

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日本左利き協会の理念